seinaru tennou no daijousai (Japanese Edition) por Sasaki Kiyoshi

seinaru tennou no daijousai (Japanese Edition) por Sasaki Kiyoshi

Titulo del libro: seinaru tennou no daijousai (Japanese Edition)

Autor: Sasaki Kiyoshi

Número de páginas: 215 páginas

Fecha de lanzamiento: March 8, 2015

Editor: Ryusei sha

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Sasaki Kiyoshi con seinaru tennou no daijousai (Japanese Edition)

天皇の皇位継承儀礼である「大嘗祭」ほど、不思議な祭りはない。日本で最大の祭りであるにもかかわらず、どのような「神」が祀られているのか不明である。
大嘗祭の主祭場「ユキ殿・スキ殿」でどのような祭祀がおこなわれるのか、秘儀とされてきたため、詳しくわからない部分がある。
さらにいつ始まったのか、誰が始めたのかも定説がない。
天皇となるための儀式「大嘗祭」が謎だらけであるのも、不思議である。
どのような神が祀られ、どのような祭りをするのか分からなければ、大嘗祭を論じることもできない。

本書は、次のような内容で構成されている。

第1章 大嘗祭はなぜ始まったのか?
はじめに
第1節 大嘗祭成立の背景
第2節 先帝崩御から新帝即位のあいだ
第3節 葬送儀礼と皇位継承
第4節 なぜ天武天皇は「大嘗祭」を始めたのか?
第5節 大嘗祭がもたらした新たな皇位継承方式
おわりに
付節 井上光貞説の問題点

第2章 大嘗祭成立の神話的背景
はじめに
第1節 新嘗祭に秘められた神話
第2節 鎮魂祭の呪儀
第3節 出雲国と死後の世界
第4節 巫女による復活儀礼
第5節 出雲の王権誕生が語るもの
おわりに

第3章 なぜ天皇は「神」と称されたのか?
はじめに
第1節 赤とんぼとアキツ島
第2節 赤米と新嘗祭
第3節 アキツ神 =「聖なる天皇」の誕生
おわりに

第4章 大嘗宮のご祭神は誰なのか?
はじめに
第1節 大嘗祭とケガレ
第2節 大嘗宮の名称とご祭神
第3節 大嘗祭と伊勢神宮
まとめにかえて

《要 約》
大嘗祭の始まり : (第1章) 大嘗祭解明の第一歩は、なぜ大嘗祭が始められたのか、その理由を明らかにする点にある。
天武天皇(在位、六七三年~六八六年)以前、歴代天皇がどのような経緯で即位していたのか。さらに、天武天皇のころ、なぜ「大嘗祭」を始めなければならなかったのか、本論で明らかにした。
古代天皇の皇位継承は、先帝の喪葬儀礼を含む一連の儀式としておこなわれていた。しかしこれまで、神道は死穢を嫌うという暗黙の大前提をもとにして論じられてきたため、先帝の喪葬と新帝の即位の結びつきを重視しなかった。
大嘗祭の本義を十分に解明できなかった原因がここにある。王権の誕生には「死からの復活」というテーマが含まれている。
本章で、天武天皇が大嘗祭を始めた理由を明らかにし、その後、皇位継承儀礼にどのような影響を及ぼしたのかを明らかにしている。

神話と大嘗祭 : (第2章) 古事記や日本書紀の神話・伝承の中で、新嘗がどのように描かれているのかを明らかにすることは、大嘗祭の背景と、その祭祀の本質を明らかにするために必要である。
本章では、記紀で語られる「新嘗」神話が、「死からの復活」を構造的に含んでいることを明らかにした。
さらに大嘗祭の前日におこなわれる「鎮魂祭」や出雲神話に描かれる王権継承の伝説を論じ、大嘗祭とのつながりを、神話的次元から追及している。天武天皇が「大嘗祭」にこめた神話的背景を理解することで、皇位継承儀礼の本質を理解することが可能になるだろう。

稲作と大嘗祭 : (第3章) 天皇が即位儀礼として、なぜ稲作儀礼に始源を持つ大嘗祭をおこなわなければならないのか。
大嘗祭をおこなうことで、なぜ天皇が神聖な存在とされ、「アキツ神」と呼ばれたのか、その理由を明らかにできなければ、天皇とはどのような存在なのか、謎のままとなるだろう。
大嘗祭は「赤米」を前提に考えなければ、解けない問題がある。稲の祭祀が、天皇の皇位継承とどのように結びつくのか論じている。

大嘗祭の諸問題 : (第4章) 大嘗宮のご祭神、大嘗宮の名称、マドコオフスマや聖婚説など、大嘗祭論は混迷を深めている。
さらにかつては歴代天皇が即位後遷宮をした理由など、未だ決着のついていない問題が多い。それらの問題について、大嘗祭の全体像のなかで明らかにしている。

大嘗祭にはまだ多くの謎が残されているが、「天皇」を理解する最も核心的なテーマであることに変わりない。

分量 原稿用紙 400字詰め×450枚相当

《著者紹介》 佐々木 聖使
昭和29年 秋田県生まれ
博士(神道学)
日本思想史・神道思想史専攻
元、國學院大學文学部神道学科兼担講師
現在、日本大学法学部非常勤講師、ほか
主要著書 
『天皇霊皇位継承儀礼』(新人物往来社)
主要共著
 『山田顕義 ― 人と思想』(日本大学総合科学研究所)、
『日本文化論への接近』(日本大学精神文化研究所)、
『源泉への回帰』(新生創販)、
『西村茂樹研究論文集』(日本弘道会)ほか